さくら さくら
弥生の空は 見渡すかぎり霞か雲か 匂いぞ出ずる
いざや いざや 見にゆかん 懐かしいですね
入学式の校庭にさも「おめでとう」といわんばかりに咲き誇る
さくら。「入学式は着物を着て」子供のことなどそっちのけで
「さて、どのキモノで 付下げに、訪問着に?」 と鏡の前で
ファッションショウをしてみる。恥ずかしそうに後ろから
そっと見ていた息子もいまや家庭人。懐かしさに拍車をかける出来事が。
息子の小学校時代のお母様が店を覗いてくださった。「うちの娘・・・」「うちの息子は・・・」 「何々ちゃんは? あの何々ちゃんは?」 などと話は尽きない。その日その時は必死で後ろを振り返る事すら出来なかった気がする。「あのころ」を振り返るのってこんなに楽しいのかしら、懐かしい。
三ノ宮界隈はといえば袴姿のお嬢さんたちで溢れかえって実に艶やか。 男の子はそれに比べて黒一色。さみし(^.^)い!電車で前に座った二人の袴姿のお嬢さん。お一人は袖をちゃんとたたんで膝の上に。もう一人のお嬢さんといえばお袖が電車の床に・・・(あ!?つく!) 自分の袖を膝に置き「こうするのよ。気がついて」とお嬢さんに目線を送りながら訴える。
声が出せないおばちゃん。電車を降りてもお嬢さんは袖だのしらん顔。階段の掃除よろしくすたすたと大声だしながら。こんなに心に残るならちょっと一言なぜ言わなかったのか。後悔ひとしきり。お客様に頂いたさくら花がこっちを見てウィンク!(^_-)-☆
きもの専科まさ井 代表 正井惠子