貝桶
ハマグリの中に 金を塗り、絵を描いてあるのを見た事ありますか。
貝合わせ
貝桶から、一つ取り出し、外側の模様と同じ貝を探す。
探し宛てると、袖の下で二つの貝をあわせてみる。
カチッと音がする。「合った。」と思いきや 誇らしげに「ほらこの通り」とばかり皆に見せる。
貝は対の貝以外 絶対に合わない。それで 武家社会では家同士の結婚ということで
「二夫にまみえず」 貞節の象徴として 婚私支度 第一の越しいれ道具とされました。
その貝を仕舞うタンス、 これが貝桶です。
貝桶には生地のものもあれば 螺鈿や漆の物まで贅の限りを尽くした物が たくさん残っております。どんな方がこんな粋なお遊び考えついたのでしょうねえ。
現在御懐妊で巷のうわさの紀子様のお結納の折の御振袖も貝桶でした。
前述の意味合いもあったのでしょうか。
おひな祭りで飾られるお雛様も、元はと言えば厄払いが 発端だとか。
最近の結婚式は 当人同士に重きを置いているのが主体。
お若い方々の イマジネーションには脱帽ですが、真摯な気持ちでの結婚の儀もよいのでは。
大宮華紋 貝桶 私の 付下げの分です。
正井惠子