以前のご挨拶

12月4日〜1月11日迄

一月遅れの紅葉は中場諦めかけていただけに嬉しくて、ついつい見入ってしまいます。
三木から神戸に出かけるルートとしては、鈴蘭台を経由して出かけるルートと、
どんどダムを経由して出かけるルートがあります。鈴蘭台を経由するルートは以前,幾重にも重なり合う山々が
この季節赤や黄など見事な紅葉を見せてくれ、当時 小旅行に行くすべのない私にとってまるで旅行に
出たようなそんな錯覚を覚える最高のスポットでした。残念ながら今、来年ののじぎく国体のために
すべて乱開発され、また、不法放棄とも思えるごみの山で見る影もありません。
方やどんどダム、川沿いの桜並木が赤く、橙色に染まり川面に写るとまでは行きませんが茶色の岩石の上を
錦に染め上げている様は遠くドライブに出ているようで、お出かけしんどい症候群の私でも明日も通りたい、
お勧めのスポットです。 これから朝夕冷え込んでくると、朝6時ごろには川面は一面蒸気が上がり幻想的で
どこかから白鳥が飛んで気やしないかと童話の世界に迷い込むほどです。
さて、師走。いかがでしたか、今年一年。
駆け足で駆け抜けたこの一年。息もつけずに突っ走った。それが感想です。ちょっと息切れ気味かな。
珍しくテレビの話題からいえば宮尾富美子の義経。やはり原作がしっかりしていたから面白かったです。
大河ドラマを最後まで見た記憶は長いことありません。
店的に言えば、最後締めくくりとして、家庭画報社 「美しいキモノ」冬号に
信頼の置ける呉服店として掲載されたこと。これはおかげさまで業界関係者の方がたにも、
キモノファンの方々にも店の姿勢をアピールする絶好の機会となったようです。
上質のものを、適切な価格で、心を込めて提供する。
来年は もっと豊かにゆったりとした取り組みを目指してキモノファンを作りたい。
これが私の指針です。どうか 御理解いただいて、暖簾をくぐって見てください。
お香の香り漂う、ちょっと懐かしい、どこか垢抜けない小さな店ですが。

正井惠子