京友禅の技を訪ねて

この企画は現在推進中の「キモノで楽しむ和の世界」の一環として、着ていただく機会を作る事でキモノを再認識していただき、キモノでなければ味わえない世界を提供するものです。
今回東は名古屋の向こう、豊橋から、西は姫路まで30数名の方々にご参加いただき、職人の技、京料理、明治の建物長楽館での「女性をさらに美しく見せる着物つくり」のお話と盛りだくさん。
当初 雨との天気予報も何のその、御天気にも恵まれ京の1日をキモノで楽しんでいただきました。


下絵下絵

青花(露草)で直接生地に絵を描きます。青花は水で簡単に消えることで使われます。手書き友禅の下絵の出来不出来が意匠の良し悪しを決定すといっても過言ではありません。
職人さんの「次の人が仕事をやり易いように仕事をしていく」
この言葉が耳に焼き付いています。何事も万事この気持ちです。


糊置き(本糊糸目)糊置き(本糊糸目)

染料が他に滲まないように防染します。根気のいる仕事です。
竃k川ではもち米などで作るでんぷん糊を使用しておりますが多くはゴム糸目を使用しています。
生地の光沢、友禅の出来、不出来は一目瞭然 北川の友禅が本物といわれる所以です。


勉強風景勉強風景

熱心に職人の方々の仕事に見入る皆さん
鋭い質問が飛び交います。
真剣そのものです。

 


挿し友禅挿し友禅

挿し友禅:糸目糊で模様部分を防染した内側を彩色していく事です。
友禅師の美的感覚が問われる仕事です。
挿し友禅は作業台に穴を開けてあり、その下に熱源を置き、すばやく乾かす事で他に染料が滲まないようにしっかりと染料を浸透させます。

 


体験体験

おケイコ倶楽部 着付け講師の先生方、朝早くより参加者の皆様のお着付けをしていただきお疲れと思いきや、キモノに向かう情熱からか体験も真剣そのもの

 

 


金加工金加工

金、銀の箔で豪華さを。京友禅ならではの美しさです。
金加工には様々な技法がありますが、友禅と溶け込む事で調和の取れた加工をしていきます。力加減を難しく熟練を要する仕事です。

 


チーズ!チーズ!

職人さん、今回この企画にご協力いただいた竃k川、河野さん、松田さんを交え皆さんで「チーズ!」
キモノがなぜ高いのか、本物のキモノとは十分に納得いただいたのでは。
利へいさん、職人さんお疲れ様でした。

 


京料理 菊の井京料理 菊の井

4月も後半。
菊の井はならではの五月人形が私達を迎えてくれました。
普段はたしか茶花が迎えてくれたのでは。
凛とした、厳かな五月の設えです。
伝統とは、受け継ぐ物とはなんと素晴らしい物か。

 


座敷風景座敷風景

御食事の前に「タンスのなかのルネッサンス」キモノから洋服を手がける草分け藤井美智子先生のお話。
キモノとして何度と無く着用した金沢紬。これを洋服に。水色の加賀友禅が新緑に映えて大変美しかったです。
自ら広告塔をお勤めになる藤井先生。当日もトータルファッション、お帽子は神戸マキシン、イアリングも多分特注で。
思わず見とれて、聞きほれて、先生有難うございました。


高台寺界隈散策高台寺界隈散策

お腹も一杯になった後は境内に続くお店屋さんへ。
京都で過ごすキモノでの1日。着物姿も板について。
思わず参加したくなるのでは。

 


長楽館にて長楽館にて

竃k川社長 北川悟様のお話
「さらに女性を美しく見せるキモノつくり」のお話
生地、染め、色合わせ。ものつくりの根源をお話いただきました。

 


思わず力が思わず力が

熱のこもったお話は続きます。
着物選びに役に立つ色の取り合わせ、キモノつくりへの情熱が随所に。
北川社長がいる限り日本のキモノは大丈夫。
但し、職人の老齢化は避けられませんし、高品質な着物への需要も一時ほどではありません。一度本物の着物に触れて見てください。納得していただけるはずです。